RX 6700 xtの実使用に向けたチューニング|性能と温度の両方のコンフィギュレーション

最近、RX6700XTのさまざまな構成を試している。何も手を加えなくても素晴らしいGPUだと思うが、AMDのAdrenalin Editionソフトウェア(チューニング機能)を使って設定を微調整し始めると、驚くほど挙動が変わる。

今回のテストでは、以下の4つのパラメーターをベースに設定を調整した。

  • GPUクロック
  • 電圧
  • VRAM速度
  • ファンスピード

実際の使用環境に合わせて調整している。この調整はベンチマーク目的ではなく、日常使用とゲーム用途を念頭に置いて設計した。AMD GPUは、設定次第で温度や動作がかなり変わる。

RX6700XTは、全体的に非常に優れたパフォーマンスを持っている。ただ、発熱量、消費電力、ファンノイズなど、気になる部分もある。

AMD側では、GPUの温度や動作に関して、チューニング不足の状態とうまく調整された状態では結果がかなり変わる。そのため今回は、デイリー使用とゲーム用途の両立を目的として、どこまで安定して使えるかを試してみた。

性能をできるだけ落とさず、安定動作を維持する方向で調整している。

GPU設定

GPU設定

  • 最小2800MHz
  • 最大2900MHz
  • 電圧1060mV

VRAM設定

  • 周波数2150MHz
  • 高速タイミング有効

ファン設定

  • 最大70%
  • Zero RPM無効

パワーリミット

  • +15%

GPUクロック設定

RX6700XTは、GPUクロックの設定次第でかなり動きが変わるGPUだ。今回は、

  • 最小2800MHz
  • 最大2900MHz

に設定している。最大クロックだけではなく、最低クロックも引き上げることで動作を安定させている。

最低クロックを上げるメリットの一つは、ゲーム中のフレーム変動が少なくなること。体感的にもかなり安定しやすくなる。

アンダーボルティング(電圧調整)

今回かなり大きかったのがここ。電圧は1060mVに設定。

過剰な電圧はGPUに余分な熱を発生させる。そのため、電圧を少し下げることで、

  • 温度低下
  • 消費電力低下
  • ファンノイズ低下

この3つを狙っている。実際、ファンの暴れ方はかなり減った。

ただし、電圧を下げすぎるとクラッシュする。ここは個体差もかなり大きい。

VRAM設定

VRAMも2150MHzに調整し、高速タイミングを有効にしている。

ゲームによって影響はかなり変わるが、

  • 高解像度
  • VR環境

この辺では比較的効果を感じやすい。RX6700XTはVRAM周りを触ると結構伸びるGPUだと思う。

Zero RPMを無効化した理由

今回、Zero RPMを無効にしている理由は単純。温度変動を抑えたかったから。

Zero RPMは静かだが、

  • 急に温度が上がる
  • 急にファンが回る

という挙動になりやすい。そのため、今回は常時軽く回して温度を安定させる方向にした。

Hotspot温度

AMD GPUには「Hotspot温度」がある。これはGPU内部で最も熱い部分の温度。

普通のGPU温度だけ見ていると、Hotspotだけ妙に高いことがある。

例えば今回の設定では、

  • GPU温度:50℃
  • Hotspot温度:60℃

程度でアイドル時かなり安定していた。

実際どう変わったか

実際に使ってみると、

  • 温度が安定
  • ファンのフル回転が減る
  • 動作安定

この辺はかなり改善した。特に長時間ゲーム時の安定感はかなり良い。

Radeonチューニング機能

AMD GPU(Radeon)は、

  • クロック速度
  • 電圧
  • VRAM
  • ファンスピード

この辺をかなり細かく調整できる。全部自分で触れるので、色々試していくのがかなり面白い。

逆に、完全初期設定のままだと少し勿体ない感じもする。

まとめ

RX6700XTは、少し調整するだけでもかなり扱いやすくなるGPUだった。

特に、

  • 温度
  • ノイズ
  • 安定性

この辺を重視するなら、軽いチューニングはかなりおすすめ。

一言

AMD GPUは、触れば触るほど面白い。

※GPUチューニングは環境や個体差によって安定性が変わるため、設定変更は自己責任でお願いします。


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